辞世の句
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二十一句
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2026年8月8日
順逆二門に無し 大道心源に徹す 明智光秀
没年順
五十音順
生くべくも思ほえぬかな別れにし
人の心ぞ命なりける
和泉式部
平安
後の世もまた後の世もめぐりあへ
染む紫の雲の上まで
源義経
一一八九
願わくは花の下にて春死なむ
その如月の望月のころ
西行法師
一一九〇
何事も夢まぼろしと思い知る
身には憂いも喜びもなし
足利義政
一四九〇
宗鑑はどちへと人の問ふならば
ちと用ありてあの世へと云へ
山崎宗鑑
一五五三
極楽も地獄も先は有明の
月の心に懸かる雲なし
上杉謙信
一五七八
順逆二門に無し 大道心源に徹す
五十五年の夢 覚め来たれば一元に帰す
明智光秀
一五八二
夏の夜の夢路はかなき後の名を
雲居にあげよ山ほととぎす
柴田勝家
一五八三
露と落ち露と消えにし我が身かな
浪速のことは夢のまた夢
豊臣秀吉
一五九八
散りぬべき時知りてこそ世の中の
花も花なれ人も人なれ
細川ガラシャ
一六〇〇
曇りなき心の月を先だてて
浮世の闇を照してぞ行く
伊達政宗
一六三六
白梅に明くる夜ばかりとなりにけり
与謝蕪村
一七八四
耳をそこね足もくぢけて諸共に
世に古机汝も老いたり
山東京伝
一八一六
うらを見せおもてを見せて散るもみじ
良寛
一八三一
この世をばどりゃお暇に線香の
煙とともに灰さようなら
十返舎一九
一八三一
東路へ筆を残して旅のそら
西のみ国の名どころを見む
歌川広重
一八五八
身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも
留め置かまし大和魂
吉田松陰
一八五九
おもしろきこともなき世をおもしろく
住みなすものは心なりけり
高杉晋作
一八六七
水洟や鼻の先だけ暮れ残る
芥川龍之介
一九二七
池水は濁りににごり藤なみの
影もうつらず雨ふりしきる
太宰治
一九四八
いつしかも日がしづみゆきうつせみの
われもおのづからきはまるらしも
斎藤茂吉
一九五三
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