何事も夢まぼろしと思い知る身には憂いも喜びもなし / 足利義政

足利義政 何事も夢まぼろしと思い知る身には憂いも喜びもな…

うらを見せおもてを見せて散るもみじ / 良寛

良寛 うらを見せおもてを見せて散るもみじ 裏を見せ、表を…

耳をそこね足もくぢけて諸共に世に古机汝も老いたり / 山東京伝

山東京伝 耳をそこね足もくぢけて諸共もろともに世に古机ふ…

池水は濁りににごり藤なみの影もうつらず雨ふりしきる / 太宰治

太宰治 池水いけみずは濁りににごり藤なみの影もうつらず雨…

東路へ筆を残して旅のそら西のみ国の名どころを見む / 歌川広重

歌川広重 東路あずまじへ筆を残して旅のそら西のみ国の名ど…

身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂  / 吉田松陰

吉田松陰 身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留とどめ置かま…

曇りなき心の月を先だてて浮世の闇を照してぞ行く / 伊達政宗

伊達政宗 曇りなき心の月を先だてて浮世うきよの闇を照して…

極楽も地獄も先は有明の月の心に懸かる雲なし / 上杉謙信

上杉謙信 極楽も地獄も先は有明の月の心に懸かる雲なし 死…

露と落ち露と消えにし我が身かな浪速のことは夢のまた夢 / 豊臣秀吉

豊臣秀吉 露と落ち露と消えにし我が身かな浪速のことは夢の…